スペルマナリアの整理(ローテーション)

新年あけましておめでとうございます。

 

恐らく今、マナリアウィッチの構築について頭を悩ませている人は多いでしょう。

その中でも好まれて使われるのはスペルマナリアでしょう。今回はこちらの採用されるであろうカードについて整理、説明します。

 

 

構築の基盤

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スペルウィッチは、スペルブーストカードをスペルブーストして、マナを踏み倒すことで相手より優位に立つことを目的としたデッキです。過去に存在したアーキタイプでは超越、ドロシー、ギガキマがその最たる例ですね。

 

スペルマナリアはそのスペルウィッチ固有の強力なギミックをマナリアデッキの補助に用いて勝利を目指すデッキですね。

 

正直この27枚以外必要ありません。

 

まあでもデッキを組むには40枚必要なので残り13枚頑張って埋めましょう。聖獅子でも見た悪夢

 

さて、このデッキのギミックは、マナリアブーストとスペルブーストは相性がいいとは呼べないギミックです。

 

それはなぜか?簡単な話でマナリアブースト進めながらスペルブーストを進めるというのは難しいからです。

どちらもブーストを進めてコストを踏み倒すギミックであるため、スペルブーストを進めるためのカードを引いたのに他の手札がマナリアのブーストカードだらけだ!逆にマナリアブースト進めるためのカード引いたのに他の手札がスペルブーストカードだらけで動けねぇ!といった事態が発生する、要するにハンドの噛み合いが必要になってしまうためです。ギガキマや超越のようなスペルブーストのみしか組み込まないデッキでも元から噛み合いが必要なデッキであるにも拘わらず。

じゃあどうすればいいか、簡単な話です。両方同時に勧めましょう。

いやそんなカードあるわけないだろ馬鹿にしてんのか?

 

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ありました

 

このデッキはこいつを引いた枚数でデッキの強さが変わるといっても過言ではありません。

 

付け足すカード

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説明を分かりやすくするためにドローソースとそれ以外の採用可能性カードで分けました。

 

未来視の魔女

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BOSの禁忌ギガキマや召喚士ウィッチを触った人間ならなじみ深いカードでしょう。

このカードはスペル限定でデッキにアクセスするカードです。この「スペル」というところが重要で、このデッキのスペルは強いカードしかありません。

 

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1枚目が基盤から入っているカード、2枚目がこのカードを入れることによって有効に使いやすくなるカードです。

 

基盤カードは言わずもがなすべてがスペルウィッチの最強カードたち、マジックミサイルは未来視の2/1/2スタッツを2/2/2に上から踏まれた際、その盤面を回収しながら山を掘れるカードです。

というのも現在のローテーション環境ではエンジェルスナイプが存在しないため、マジックミサイルは盤面に対しては体力1のフォロワーを取る以外の役割を持つことが少ないです。

そしてノヴァフレアはロイヤルやネクロマンサー等のマッチで有効な札で、このカードを採用することにより、本来デッキに採用されている枚数以上の手札に来る確率の期待値が望めます。

真実の宣告ですが、私はこのカードを採用する際は未来視の魔女を採用しなければならないと考えています。このカードはコスト固定効果無限長のカードです。つまり、早く引き込むことこそがこのカードを強く使う方法です。そして先ほども述べた通り、このデッキはマナリアブーストとスペルブーストの両採用がされているデッキであるため、残念ながら、通常のスペルウィッチのスペルブースト効率と比べ、このデッキのそれは高いとは言えません。その為、このカードが試合結果に影響を与えるためには早期に引き込んでスペルブーストをためるほかありません。

 

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そして、未来視の魔女で引いたら吐き気を催すカードたちです。私はこのカードを多く採用するときはこのような弱いスペルの採用枚数は抑えるべきだと考えます。しかし、このデッキはスペルウィッチのギミックが採用されているため、探偵の調査のような1ドローカードにも採用価値があります。未来視の魔女とアンチシナジーとは言え採用したいかもしれません。でもやっぱり引いたらすごい顔をします。どうにかして解決できないものか。

 

 

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わぁ

 

 

 

探偵の調査

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エンハンス消せ

こちらは未来視と違い、デッキのすべてをドローの対象とします。基本的にはスペルブーストを進める目的で余ったマナで空打ちします。オウルがいない時代の超越を触っていた人間ならすぐ理解できるでしょう。

 

…当たり前の話なんですが、このカードと未来視の魔女を比較して未来視の魔女が弱いと主張が散見されますが、私はこのような論調はナンセンスであると考えます。なぜならこの二つは全く目的の違うカードだからです。

未来視の魔女は2Tに投げて盤面と顔を維持しながらゲームの下準備をする、強いカードをサーチしておくカードなのに対し、このカードは既にハンドが広がっている中盤帯で余ったマナで打つカードだからです。スペルブーストできるしマナリアカードもサーチできるからこっちのほうが強いだろって言ってる人は私はカードの効果も読めないし使い方もわからないバカですって自己申告してるのと同じです。みんなが未来視をキープして2Tに投げて顔を守りながらハンド整えてる中あなただけ一生「いやこっちのほうが強いっしょw」って言いながら探偵打ってるのと同じです。死ぬほど間抜けですね。

 

しかしこれはこれで困りましたね。どっちを何枚採用すればいいのかわかんねぇ。

てかピースフルサモナー採用しないといけないかもしれないのなんなんだよ。

 

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この世の終わりみたいな突き放し方をした直後ですが次にほかのカードの説明に入ります。

着目する点は主にマナリアかスペルか、またはそのどちらでもないかの3点に分かれます。

回したことある人間ならわかる通り、このデッキはスペル且つマナリアなカードは知識(と4コスのゴミ)しかないため、マナリアフォロワーを追加しなければマナリアブーストを下げるのは難しくなりますが、逆に多ければオーウェンのサーチ先がぶれてしまいます。

 

全てについて説明していたら一日が終わってしまうため、重要なことだけ。

 

ゴーレムの錬成

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スペルウィッチのハンドの枚数を調整するカードの代表ですね。ローテーションのスペルウィッチはアンリミテッドの超越ウィッチと比べ、ドローソース、トークン補充カードの枚数がとにかく多く、手札の枚数調整に一苦労するため、しばしば採用候補に挙がります。

先手の2/1/2を咎めるカードとしての一番の回答としてはやはり2/2/2を場に出すことでしょう。そして、スペルウィッチの2/2/2の代表といえばこのゴーレムの錬成でしょう。

しかし、このカードを打ったところで後手を捲れることはありません。それはなぜか。

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このデッキではスペルブーストを打ったところでゲームには勝たないからです。

超越やギガキマは、スペルを打てばスぺブがたまる、スぺブがたまれば導きが打てる、導きを打てばドローを進めながらスぺブがたまる。そのスぺブでしっかりゲームに勝ちます。しかし、このデッキはスペルブーストカードを見た通り、除去や単体では勝ちにならないカードばかりで錬成を打っただけでは焼け石に水です。

 

天外の華・エレノア

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進化権フォロワーは欲しいがグレアは採用したくない、またはグレアだけでは進化権フォロワーが足りない、というときに採用候補に挙がるでしょう。

このデッキはマナリアブーストとスペルブーストを平行して行うため、手札のスペルブーストが進んでいない、といったことも多々あります。そこでのこのカードはそのスペルブーストカードをたくさん引きすぎた事故や今引いたスペルブーストカードをすぐブーストするなど、そこそこ多様な使い方ができます。

またグレアと違い、ファンファーレ効果なため進化権なしでも十分な仕事をします。(しかし、グレアのファンファーレ効果は手札のマナリアブーストを1進める、なためあっちも結構強い)

 

真実の狂信者

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マナリアの大魔法で足りない打点分を補ったり盤面処理に使えたりめちゃくちゃ偉い。ってか0コスでアルベール出されてキレないやつはいない。後手捲りの救世主かと思いきや先行で先に相手に投げられたらゲーム終わる。どうしようもねぇ。

 

 

マナリアウィッチの目指すべき方向性

マナリアウィッチがTier1であることがほぼほぼ確定して、ミラーについて考え始めているところだが、正直デッキがそういうもんだから無理。一応ギガキマミラーはギガキマ直前に大きなスタッツたくさん並べるとか滅亡を素早く貯めるとか禁忌で顔殴るできたことはそこそこあったけどこのデッキはハンドが事故るか以外で負けることはほとんどない。おそらく後手のこと考えるよりかは、他のマッチで確実に勝てるように序盤の弱さや事故率の減少、現状唯一の不利対面のAFNmの勝率を上げるような構築にすればいいのかなぁとか思ったり(まあAF使う人そんなにいないけど)。ミラーは無理だ、諦めよう。なんかRAGEで持ち込みたくないタイプのデッキが強いっぽくて絶望だけど考えてなんとかしよう。